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洗濯ネットの使い方|服に合う大きさと入れ方を確かめる

服に合う洗濯ネットと畳んだシャツの水彩イラスト

洗濯ネットを買ったので、何でも一袋へ入れる。衣類が守られているというより、まとめて閉じ込められている。便利な袋が増えただけで、洗い方が良くなった気になる。

私は、洗濯ネットに反対ではない。服を見ず、袋を信じすぎる使い方には反対である。入ったことと、合っていることは違う。

目次

洗濯表示と洗濯機の説明書を先に見る

ネットに入れればどんな衣類も洗えるわけではなく、水洗いの可否と機器の指示を先に確認する。

衣類の取扱い表示と補足の注意、洗濯機の説明書を確認する。ネットの使用を推奨しない機種や条件もある。洗えない衣類を袋で包んでも、洗える衣類には変わらない。指定の洗剤・コース・乾燥方法も合わせて見ておく。

保護する物へ入れたから安心だという考えは、何にでも現れる。ファイルへ入れたから正しい書類、箱へ入れたから大事な物。だが、中身の条件は変わっていない。

私は段取りの最初に服を一度見る手間を勧めたい。洗い終えて縮んだ服を長く眺めるより、ずっと短くて済む。

大きさと網目を、服に合わせて選ぶ

大きすぎず小さすぎないサイズを選び、デリケートさや糸くず対策など目的に合う網目にする。

花王の案内では、大きすぎるネットは中で衣類が動き、小さすぎると汚れ落ちの妨げになる場合がある。装飾のある服などは細かい網目、形を支えたい物には専用品も検討する。服を無理に圧縮して口が閉まればよい、という選び方はしない。

川上哲治は、一塁へ送る球について、自分の胸の辺りへ範囲を示し、そこで捕るという趣旨のことを言っていた。私には、その範囲へ来た球しか捕らないという不満もあった。送る側が捕れるはずだと思った球と、受ける側が求める球は、同じではなかったのである。

私は、入る袋があれば何でも収まるとする部長へ、受ける側の注文まで勝手に消す権限は渡さない。ただ、古参が示した範囲に対しては、新しい一覧より先に、その範囲を教えてきた理由を聞いてもらいたい。

洗濯ネットも、包めれば同じではない。あの話を思えば、受け入れる範囲を先に確かめるくらいはしておきたい。もっとも、ネットは外れた球を見送る代わりに黙っている。

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畳んで入れ、詰め込みすぎずに口を閉める

服の形を軽く整えて入れ、ファスナーを閉め、複数の服を無理に一袋へ押し込まない。

繊細な服は一枚ずつを目安に、品物とネットの指定に合わせる。汚れやすい襟・袖などは外側にする。裏返しの指定があれば従い、装飾や留め具が他の衣類へ当たらないか確認する。洗濯機そのものの容量も超えないようにする。

私はまとめるのが好きだが、何でも一袋にすれば整理だとは思わない。会議の議題でも、洗濯物でも、分ける理由をなくした瞬間に、次の手間が増える。

袋を閉める力で衣類の量を決めてはいけない。最後にファスナーが閉まるかどうかは、服がきれいになるかとは別の試験だ。

洗濯後は取り出し、服とネットを乾かす

終わったら放置せず、衣類の形を整え、表示に合う方法で干す。

ネットから出したあと、ねじれや偏りがあれば整える。脱水や乾燥も表示と機器の指示に従う。使い終わったネットは中の糸くずなどを取り、乾かして保管する。乾燥機にネットごと入れてよいかは、ネットと衣類の双方で確認する。

服を守るために袋へ入れたのに、洗濯が終わると袋ごと忘れる。守備位置へ立たせて、その後は誰も見ないのでは、道具の働きも続かない。

若い者が終えたという作業を、教えた側がまだ見ることはある。私は、洗い終えた時刻だけをそろえるために、その確認を削る気にはなれない。終了音が鳴ったのは機械であって、指導する者の判定ではない。

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まとめ

表示と機器、サイズと網目、畳み方と量、洗濯後の取り出しの順に確認して使う。

川上が示した捕る範囲には、送る側からの不満も残った。私は、入れたから受け取れる、という一つの判定だけで、その両方を終えない。何を求めている相手かが先にある。

洗濯ネットは衣類と袋の条件を合わせ、量を詰めすぎず使えばよい。ただ、新しい袋を揃えた部長が、昔の教えまで一つへまとめる必要はない。若手へ渡す手順と、古参がそれを確かめる順序は別の持ち場である。

洗い終えて取り出せたとしても、部長の扱い方まで仕上がったとは限らない。教えた者がまだ見ると言うなら、そちらを残す。全員の作業終了を同じ時刻にするために、古参の確認を省くつもりはないのである。

袋は閉じられても、人の仕事まで同じ一か所へ閉じない。私は、まとめた数が増えたことより、何を別に残したかを、その部長へまだ聞いておきたい。

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世の中には、まだ教えることがある。話は変わるが、基本は同じだ。

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