丸亀製麺で天ぷらだけを買って帰りたい。うどんを頼まなければ並んではいけないのかと考える必要はない。公式には、天ぷらだけの持ち帰り方まで案内されている。
私は、主役を頼まなかっただけで、脇の仕事まで半端なものにする考えが気に入らない。天ぷらには天ぷらの役割がある。役割が見えない責任者ほど、全員に同じ看板を背負わせたがる。
うどんを買わず、天ぷらだけ持ち帰ってもよい?
天ぷらだけの持ち帰りは可能。公式は天ぷらやいなりなどを一つから持ち帰れると案内しており、うどんの同時購入を条件にはしていない。
ただし、店舗により取扱品目や注文場所が異なる。目当ての商品がどの店にも同じようにあるとは限らない。確認先は丸亀製麺のお持ち帰り案内と、そこから案内される実施店舗一覧である。
西武で秋山幸二がまだ打てなかったころ、長池徳士打撃コーチがつきっきりで教えた。選手もコーチも徹底して練習した。後に活躍した秋山だけを見て、いい選手が最初から置いてあったように扱うと、その横の仕事が消える。
打つのは選手である。だが、打てるまでを引き受けた人間がいる。主役だけ揃えれば形になると思うフロントは、その間を誰が埋めたかを見ない。天ぷらだけでも用件が成り立つという話の方が、役割の違いをよく分かっている。
店頭ではどこで、何と伝える?
店内飲食と同じ注文口を使う場合、注文口で「天ぷら持ち帰りです」と伝える。持ち帰り専用の窓口を備えた店もあり、利用する店の注文場所に従う。
店内飲食と同じ注文口の場合、公式の流れは、皿に希望の天ぷら等を取って会計へ進むもの。うどんを頼む際の番号札の案内を、天ぷらだけの注文でも必ず同じように受ける、と決めつける必要はない。
長池が秋山へ付き添った時間を、全員が打撃練習へ集まった時間と一緒にしてはいけない。誰に何を教えるかが決まっていたから、コーチの仕事になったのである。人数だけ揃えて活気があると言うのは、責任者の感想でしかない。
今の会社は担当窓口を一つにすると、役割も一つになったような顔をする。受け付ける場所が同じでも、こちらが何を頼んだかは残る。窓口の統一を理由に、教えた者の名前まで一行にまとめる必要はない。
天ぷらは先に箱へ詰める?会計後?
店内飲食と同じ注文口での公式手順では、会計後に自分で専用の持ち帰り容器へ詰める。店による案内の違いがある場合は、現地の注文方法を確認する。
先に箱へ入れてから会計する流れを、全店共通の手順としては書けない。購入した品を確認できる段階と、持ち帰れる状態に整える段階は別である。専用容器が用意されていることと、どの容器へいつ詰めるかも分けて考えたい。
選手が打てるようになった後には、練習の過程を片付けたがる人が現れる。私には、その片付けが早すぎる。本人の努力があったのは当然だが、長池の指導まで、今はもう打てるのだから不要な説明として捨てる話にはならない。
仕事を終えた者が成果物だけを持っていくのはよい。その成果物に、誰に教わったかが入る場所までなくすのは困る。中身が揃ったから経緯は不要だという管理職ほど、上司としての自分の名だけは箱の表へ大きく残したがる。
薬味や、店舗ごとの違いはどう確認する?
薬味も持ち帰れると案内されているが、方法は従業員へ確認する。店舗によって薬味セットでの提供もあり、注文場所・取扱品目と合わせて店ごとの差を確認する。
天ぷらの価格や品目は店舗・季節でも異なる。うどんの容器代に関する記載を、そのまま天ぷらだけの持ち帰り料金へ当てはめない。天ぷらの箱代を含む個別の不明点は、店頭での確認が確実になる。
私は、どの球団も同じ形を揃えれば育つとは思わない。西武にいた選手には、その選手へ付き添う人間が要った。巨人も名のある選手を集めることには熱心だが、集まった後の仕事を、選手の知名度へ任せすぎてはいないか。
道具や仕組みを揃えた責任者より、まだ形にならない者へ付き添った人間を重く見る。出来上がったところへ最後に来た部長が、全体を整えたと言って功績を持ち帰るのは、順番が違う。
まとめ
丸亀製麺では天ぷらだけを一つから持ち帰れる。店内飲食と同じ注文口なら持ち帰りと伝え、天ぷらを選んで会計し、その後に専用容器へ詰めるのが公式の流れ。店舗別の案内も確認する。
秋山が打てなかった時期に、長池はつきっきりになった。結果だけを見ていれば、打った選手の名前が残る。それで記録は足りても、私は指導の勘定まで終わったとは思わない。形になる前の仕事を、形になってから消すのは都合がよすぎる。
天ぷらだけの用件にも、選ぶ、会計する、詰めるという担当の違いがある。一つの買い物だからといって、途中の手間がなかったことにはならない。会社の成果も同じで、最後に受け取った管理職へ一括して渡す筋ではない。
若い担当者が成果を持ち帰るのはよい。だが、教えた者の取り分まで本人の自立という言葉で包んで持ち去る必要はない。仕事を一人でできるようになったなら、次は誰にできるようにしてもらったかを、上司の前で省かず説明できる段階である。










