無印良品で店舗受け取りを選んだものの、いつまでに店へ行けばよいのか。注文した日から数えるのか、用意ができた日から数えるのかで、予定は変わる。ここは、待つ時間と取りに行く時間を一緒にしない話である。
私は、到着したという一言で、その後の扱いまで決まったようにする報告が好きではない。店に荷物が届くことにも、人が組織へ入ってくることにも、その先がある。
受け取り期限の10日間は、いつから数える?
取り置き期間は「取り置き完了メール」が届いた日を含めて10日間。注文日から10日間ではない。複数注文がある場合は、注文ごとのメールで期限を確認する。
数え方だけの例なら、11月2日に取り置き完了メールが届いた場合、2日を1日目とする10日目は11月11日である。実際の来店は受取店舗の営業時間内となり、メールに店舗ごとの注意があれば、それも確認対象になる。
金田正一が国鉄から巨人へ移ってきたころ、私たちは名前の大きさだけで最初から騒いだわけではなかった。よく食べ、よく走り、よく練習する。その毎日の姿を見て、野球に真面目な人間だと分かり、皆で助けていこうとなった。
来た日と、こちらが認めた日は同じではない。大物が到着したという発表だけで仕事を終えた顔になるフロントには、その間に何を見たのかが抜けている。荷物ならメールに区切りがあるが、人の区切りまで広報の発表日に合わせる必要はない。
注文後すぐに店へ行っても受け取れる?
注文した段階では受け取り準備が完了しているとは限らない。店舗に商品が用意されると届く取り置き完了メールを確認してから、受取予定を立てる。
公式の店舗受け取り方法では、メールが見当たらない場合の迷惑メールフォルダーや受信設定の確認も案内している。準備にかかる日数はキャンペーン等でも変わるため、ここでは来店日を一律に約束できない。
巨人に来た金田には、すでに名声があった。それでも、実際にどう動くかを見る時間を省かなかった。経歴を知らなかったのではない。経歴を知っているからこそ、同じユニホームで何をするかを見たのである。
会社の新任部長が、着任の挨拶を済ませただけで古参に改革の準備が整ったと言う。私なら、まず本人の毎日の段取りを見る。肩書の発行と、仕事を預けられる状態を一つの通知で済ませるのは安易である。
期限に間に合わない場合、延長できる?
延長を希望する場合は、取り置き期間内に受取店舗へ相談する。公式案内は相談先を示しており、必ず延長できる日数や自動延長を保証しているわけではない。
連絡する相手は受取店舗である。注文者名や注文番号が分かる状態なら、どの注文かを伝えやすい。期限を過ぎてからでも同じ条件で延長できると考えるのは、公式の案内より先へ話を広げることになる。
人を待つにも理由がある。金田の動きは、名声を確認するための飾りではなかった。毎日の取り組みが見えたから、助けようという気持ちになった。待った時間そのものに値打ちが付いたのではない。
ところが管理職は、着任以来何日たったかを、自分の仕事が分かってもらえた証拠にする。古参の側にまだ判断が残っているなら、日がたったからと取り上げなくてよい。私は、こちらが見るための時間を、相手の予定表だけで切り上げる考えには賛成しない。
期限を過ぎた場合と、受取時に必要なものは?
取り置き期間を過ぎると自動キャンセルになる。受取時は購入履歴の受け取り用バーコードを提示し、表示できない場合は取り置き完了メールの注文者名と注文番号を伝える。
店頭支払いを選んだ場合は支払い後に受け取る。ネットストアで支払い済みの場合、店頭での支払いは不要と案内されている。期限超過後に商品が確保されているとは限らず、返金等の個別状況は注文内容と公式窓口での確認になる。
注文した記録があることと、今も取り置かれていることは違う。私は、この違いを説明せず、システムには残っていますと言って話を済ませる管理職を信用しない。何の状態を示す記録かが分からなければ、数字を読んだだけである。
金田を見る目も、入団した事実だけを確かめる目ではなかった。巨人の一員として、明日も一緒にやる相手かどうかを見る。その目まで新しい肩書の下へ片付けてしまえば、長くいた人間を置く意味がなくなる。
まとめ
無印良品の店舗受け取りは、取り置き完了メールの到着日を含めて10日間。延長希望は期間内に受取店舗へ相談し、期限を過ぎた注文は自動キャンセルとなる。
金田が巨人に入ったとき、こちらはその名を知らなかったわけではない。食べる、走る、練習する。名声とは別のところに日々の姿があり、それを見て一緒にやろうとなった。最初から拍手を済ませるより、後から出てくる助けの方に重みがある。
準備ができたかを知らせるメールは便利である。だが会社の新しい役職まで、発令された日から周囲の信頼が揃ったことにすると、古参には確認する役目が残らない。信頼を予定日に間に合わせる仕事など、私は頼んだ覚えがない。
期限のある取り置きは期限で扱う。人を見る期間は、その人が持参した予定表では決まらない。若い部長が早く判断してほしいと言うなら、古参の見立てを急がせる権限だけは、その部長の辞令から外しておけばよい。










