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段ボールの捨て方|たたむ前に確認したい分別と汚れ

たたんだ段ボールをひもでまとめて玄関に置いた水彩イラスト

通販の荷物を開けるたび、箱だけが部屋に残る。いつか使うと思って三つ重ねた頃には、その箱へ何を入れるのかより、どう避けて通るかを覚えている。

箱を持っていることと、箱に出番があることは違う。私は、使う予定のない控えに玄関の大半を任せる必要はないと思う。

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段ボールは地域の資源回収ルールを先に見る

住む自治体や地域の回収案内で、段ボールの区分・収集日・出す場所・まとめ方を確認する。新聞や雑がみと同じ日とは限らず、事業所の箱は家庭ごみの案内だけで判断しない。

段ボールは断面に波状の紙があるものが目安。菓子箱などの厚紙とは区分が分かれる場合がある。引越しなどで大量に出るときの扱いも確認する。

松井秀喜は、メジャーで外角へ落ちる球に苦しんだとき、何でも本塁打にする考えをやめ、まず強い打球を左へ打とうとしたという。その球へこだわって、他まで打てなくなることを避けた。何もかも同じ結果へ入れる前に、どこで十分とするかを替えたのである。

私は、段ボールを全て再利用できれば立派だという箱の数え方をしない。ただし、昔の巨人の品を入れていた一箱まで、空いたから処分と新任者が決めるのは早い。何を残す箱だったかを聞く持ち場は、まだその係へ渡していない。

大きな箱も小さな紙箱も、茶色だから同じに束ねれば済むという話ではない。松井ほどの打者が球への対応を分けたのに、箱の方は色一つで判断してよいと考えるのは、ずいぶん自信がある。

テープや宛名、箱の中の緩衝材を分ける

箱を空にし、テープや緩衝材は地域の指示に従って取り除く。宛名ラベルの氏名・住所などが外から読めるまま出ないようにする。取り除いた素材も、それぞれの分別を確認する。

例えば横浜市は、段ボールを折りたたんでひもでしばり、粘着テープを除くよう案内している。この方法を全国共通の義務とはせず、住む地域の案内を優先する。

届いたときの姿をそのまま保つことが、再利用の条件とは限らない。箱の中に緩衝材を詰め直し、捨てる日にまとめて考えるつもりなら、問題も箱へ戻している。

松井は外角への対応を変えたが、打者としての値打ちを捨てたわけではない。取り除く物を選ぶことと、全部を見切ることは別である。その違いを忘れ、古い物から順に減らすだけの管理職には、人事の箱まで触らせたくない。

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汚れや特殊な加工のある箱は、資源に出せるか確認する

食品の汚れや強いにおい、アルミ・ワックスなどの加工がある箱は、通常の古紙回収に向かない場合がある。見た目が段ボールでも、地域の分別案内で扱いを確認する。

横浜市は汚れた紙や、アルミコーティング・ワックス加工の段ボールを古紙とは別に案内している。油の付いた食品箱まで、きれいな箱の束へ隠して混ぜない。

大きさが揃っているから一緒にできる、というのは片づけた側の都合である。後で扱う人が困るなら、束の見栄えは整理の完成ではない。

巨人の四番を新しい打者の名前だけで埋めても、同じ欄だから松井の仕事まで引き継がれたことにはならない。私は、ラベルと中身を同じものとして扱う仕事には厳しくありたい。

たたんで保管し、出す日の条件に合わせてまとめる

回収方法が分かったら無理なくたたみ、通路を塞がない場所で保管する。ひも・袋・大きさ・雨の日の扱いは地域の指示に合わせる。刃物を使うなら滑りや手の位置に注意し、無理に細断しない。

再利用用の箱を残すなら、具体的な用事と置ける量を先に決める。取り出せない高さまで積むより、次の回収日を確認して分けておける。

いつかの出番を理由に玄関を占める箱は、現役の靴より場所がよい。ところが、出す日が決まれば急に平たくなる。予定がなかったことを、頑丈さで取り繕っていたのである。

ただし、昔の巨人の資料が入っていた箱まで、空箱と同じ勢いで処分するつもりはない。保存する理由なら私が説明できる。説明の長さを収納量へ換算する必要もない。

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まとめ

段ボールは地域の回収区分と日を確認し、中身・テープ・宛名を分け、汚れや加工の有無に応じて出し方を選ぶ。たたんだ後の保管場所と回収日まで決めておく。

松井は外角球まで全て本塁打へ持っていく形を離れ、強い打球を左へ打つ方へ考えを変えた。全部を同じ成果へそろえるために、次の仕事まで失う必要はなかったのである。

段ボールは状態と自治体の条件を確かめて出せばよい。ただ、整理する管理職が、古参の記録を守ってきた箱まで空いた寸法で採点することには、私は同意しない。箱の古さと、その箱へ任せた仕事は別である。

再利用しないから不要という部長には、一度だけでも何を預かっていたかを説明してもらいたい。答えが出ないなら、箱を処分する前にその由来を聞く。古い話が一箱増えても、空箱が増えたことにはならない。

部屋の通り道は空けてもよいが、昔の仕事を話す道まで塞ぐ必要はない。私は、畳めた箱の枚数だけでは、その部長の片付けへ点を付けない。

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世の中には、まだ教えることがある。話は変わるが、基本は同じだ。

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