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ニュースを見ないと困る?必要な情報を残して、追いすぎを減らす方法

野球場を望む談話スペースに新聞と湯飲み、伏せたスマホ、二脚の椅子を描いた水彩画

ニュースを一つ開くと、その下に次のニュースがある。読んだ記事についての意見があり、その意見に怒っている人の意見もある。何が起きたかを知るつもりが、誰がどれほど怒っているかに詳しくなって一日が終わる。

それで、ニュースはもう見ないと言う。私は、読む物を選ぶことと、世の中を全部閉め出すことは分けたい。開いている記事が多いから、世間がよく見えているとも限らないのである。

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ニュースは、毎日すべて見なければいけないか

すべての話題を追う必要はない。生活・移動・安全・仕事に関係する情報と、興味で読む話題を分ける。何を知るために読むかが決まれば、その確認で終えられる。ニュースを見る量だけで、社会への関心や仕事の能力を判断することはできない。

巨人の西本聖は、江川卓が打たれると喜んでいたと振り返っている。そこだけ聞けば、ずいぶん仲の悪い二人に見えるだろう。ところが本人は、お互いの家へ遊びに行く関係でもあったと話している。

勝負では負けたくない。グラウンドを離れれば親しい。その二つが同じ人間の中にあった。私は、片方だけを知って、もう二人のことはわかったと言う者より、まだ知らないところがあると考える者のほうを信用する。

読んだ記事の数を並べる幹部にも、その記事で何がわかったかを聞きたい。西本と江川の話を十回開いても、毎回同じ一言だけ覚えるなら、理解が十倍になったわけではない。巨人の名前をよく見ることと、巨人をよく知っていることは違う。

ニュースを見る量を減らしても、残しておきたい情報は何か

住む地域の防災情報、使う交通機関、生活上の手続き、仕事に必要な公式案内など、自分の行動に関係する情報の確認先を残す。緊急速報などを一括で切ることと、娯楽として関連記事を追うのをやめることは別である。必要な頻度は、自分の状況や業務の決まりに合わせる。

何でも知っていることを求める上司は、部下の一日をいくつ持っているつもりなのか。自分の話題に返事ができないと勉強不足だと言う。その上司が知らない話を持っていけば、今その話は関係ないと片づける。

西本は、江川が入ったころ、定岡正二と呼び方を相談したとも話している。江川は年上だが、入団の順もある。単に年齢を一つ知れば、三人の関係まで説明できるわけではなかった。

巨人の話をするなら、どちらが年上かだけでなく、どちらが先に入ったかも知っていてほしい。会社の雑談ならそこまで要らないと言う者もいるが、知っておくべき基本を自分の知らないところで切り上げるのは感心しない。

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気になる見出しは、どこまで確かめればよいか

判断や共有の前に本文を読み、誰の発言か、いつの出来事か、どの範囲の話かを確かめる。重要な内容は元の発表や取材、別の情報源にも当たる。見出し、本人の発言、書き手の解釈、コメント欄の感想を混ぜない。確かめられない内容は保留し、真偽が不明なまま広めない。

西本が江川の失点を喜んだという話も、私生活では親しかったという説明と一緒に受け取れば、見る場所が変わる。最初の言葉が嘘になるのではない。その言葉だけで、人間関係全部の結論を作らなくてよくなるのである。

私は、昔の巨人の選手を、仲よしか不仲かの二列へ並べる必要はないと思う。勝負で争うところと、互いの家へ行くところがあってよい。二つ聞くのが面倒だから一つの評判で済ませるのでは、読んだ速さだけが残る。

買い物でも、他人の評価をそのまま受け取る前に、口コミの理由を読むという話がある。人数が多いから事実になったのか、同じ一言が何度も回っているのか。その区別まで、大勢の側へ任せてはいけない。

つい関連記事を開き続けるときは、どう区切るか

読む前に確認したいことを一つ決め、確認できたら一度閉じる方法がある。急ぎでない話は後で読む場所へ残し、関連する意見を次々に追う時間と分ける。通知が入口になっているなら必要な連絡を残して見直す。全部を読み終えることではなく、自分で終える時点を決める。

通知の具体的な設定は、スマホの通知を減らす方法で別に整理している。話題を知らないと会話へ入れないという心配なら、知らない話題でも雑談をつなぐ考え方がある。読んでいない物の数だけ、話す資格が減るわけではない。

西本と江川について、争っていたという説明のあとに親しかったという話がある。それを聞いたうえで、また最初の一言へ戻り、どちらが悪いかを決め直す。そんな読み方なら、次の記事がなくても、同じ話だけでいくらでも忙しくなれる。

もっとも、巨人の昔の話まで、もう結論は知っているから閉じると言うのは早い。結果を知っていることと、その場にいた者が何を考えたかを知っていることは違う。新しい意見を十個読む時間があるなら、昔の二人の関係を一つ詳しく知る時間もあってよい。

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まとめ

ニュースはすべてを追わず、生活・安全・仕事に必要な確認先を残して選べる。見出しだけで決めず、発言の文脈や時期、根拠を確かめ、わからない内容は保留する。関連記事を読み尽くす代わりに、知りたかったことを確認したところで区切る。

西本と江川が、勝負の中では争い、外では親しかった。その程度の幅を残して読めばよい。一言で決めた人物像を守るために、次の説明を聞かなくなるほうが、私にはよほど不便に見える。

新しい話題を知らないから、こちらが会話に遅れていると決める必要もない。今のニュースを読まないと話が合わないと言うなら、相手が昔の巨人を読めば済むことである。

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この記事を書いた人

何事も、まず基本から。聞かれていないことにも、答えはある。

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