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パソコンのデスクトップを整理するには?ファイルとショートカットの分け方

野球場を望む木製机に、整理されたフォルダを映すパソコンとグラブを置いた水彩画

パソコンを開くと、画面いっぱいに仕事が並んでいる。正確には、仕事の名前が付いたファイルが並んでいる。数が多いから忙しいのか、片付いていないから多いのか。そこは分けて見なければならない。

私は、壁紙が見えれば整理が済んだとも思わない。全部を一つのフォルダへ押し込めば、画面は空く。次に探す場所が一つ増えただけかもしれないのである。

目次

デスクトップの整理は、何から始めるか

まずファイル本体、フォルダ、ショートカットを区別し、今使う物と保管する物を少数ずつ分ける。文書や画像は用途に合う保存先へまとめ、移したあとに開けるか確かめる。会社の指定保存先があれば優先し、共有中のリンクや同期への影響も確認する。古いという理由だけで一括削除しない。

巨人の篠塚和典は、初めて一軍へ呼ばれたとき、川崎球場で荷物をどこへ置くかもわからなかったと振り返っている。最初に声を掛けてくれたのは張本勲だったという。一軍へ来たことと、一軍の中の場所がわかることは、同じではなかった。

会社の共有場所も、ここへ入れればわかると言う者ほど、その場所を前から知っている。初めて来た者にとって、共有という名前は説明にならない。フォルダがあることより、何をそこへ置くかが先なのである。

巨人の一軍へ上げるのに、荷物は適当に置いておけと言う幹部がいたら、私は認めない。呼んだ者には迎える仕事がある。ファイルを共有へ移せと言う上司にも、移した先で何が見えるかぐらいは確かめてもらいたい。

ファイル本体とショートカットは、どう分けるか

ショートカットは、別の場所にある対象を開く入口であり、本体とは異なる。Windowsの通常のアプリのショートカットを削除しても、アプリ自体のアンインストールにはならない。ただし、どの種類か不明なアイコンは消さず、プロパティなどで種類・場所・リンク先を確認する。元のファイルを移すと、既存のショートカットが開けなくなることもある。

入口がいくつもあるから、仕事もいくつも進むわけではない。同じファイルのコピーを各所へ置き、どれかを開けばよいと言うのも困る。開くところまでは同じでも、書き直したあとに話が分かれてしまう。

篠塚は、一軍の練習を手伝った際、一塁の王貞治への送球に緊張したとも語っている。王は、高い球は避け、足元やベースへ向けて腕を振るよう伝えた。篠塚は、それから腕を振れるようになったという。

私は、行き先が具体的だったことを見ている。いい球を投げろ、だけでは、投げる側はますます慎重になる。わかりやすく保存しろ、と言うだけの上司も同じだ。画面のどこを押すかの前に、結局どの本体へ届くのかが決まっていなければ困る。

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WindowsやMacの機能だけでも整理できるか

Windowsでは、よく使うアプリをタスクバーにピン留めすると、デスクトップ上の入口を減らせる。Macではデスクトップをクリックし、「表示」から「スタックを使用」を選ぶと、ファイルをグループ表示できる。いずれも保存対象の要否や正式な保管先まで決める機能ではない。画面を整えることと、データを移動・削除することは分けて考える。

縦に揃ったから安心だと言う人がいる。それなら、名前の似たファイルが縦一列になって困るだけのこともある。並び方を覚えたことと、中身を取り違えないことは違う。画面の見栄えに、確認する仕事まで任せてはいけない。

王が一塁にいたという話も、ベースの横へ名札を置いた話ではない。篠塚がどこへ投げればよいかを伝え、受ける側がいた。会社の整理係が、置き場所の一覧だけ作って、あとは各自でと言うなら、受ける側の仕事を誰がするのか。

便利な機能を使うのは結構である。ただし、揃った画面を見て基本ができたと言うには早い。昔の巨人を、整列した選手の写真だけで説明するようなものだ。そのあと誰がどこへ投げたかを見ずに、整理の出来を採点する必要はない。

整理してもすぐ増えるときは、何を変えるか

新しく保存するときの置き場所を決め、一時置きには見直す時点を設ける。たとえば作業の区切りに、継続中は所定の作業フォルダ、完了した物は正式な保管先へ振り分ける。OneDriveなどの同期対象を移動・削除すると、クラウドや他の利用者へ影響する場合があるため、先に同期・共有の状態を確かめる。画面を空けるために、同期をむやみに解除する必要はない。

名前が紛らわしい問題は、ファイル名と版数の付け方で別に整理できる。保存したウェブページの入口なら、ブックマークの分け方になる。机の上の物は、デスクの整理の話である。何でも同じ箱へ入れて、整理の範囲だけ広げることはない。

とりあえずここへ、という言葉は便利だが、いつまでそこなのかが続かない。篠塚が初めて一軍へ来たときの不慣れと、何年も同じ場所を使っている幹部の曖昧さを、同じ仕方がないで扱ってはいけない。

張本が声を掛けたところには、入ってきた者へ向く目があった。何も知らない者が場所を探す間、こちらは知っているから困らないという顔をしている上司には、整理された自分の画面を自慢してもらいたくない。自分だけわかる場所なら、荷物を預かったことにはならないのである。

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まとめ

デスクトップは、ファイル本体と入口を分け、保存先を決めて少数ずつ整理する。タスクバーやスタックは表示整理に使い、削除や移動の代わりにしない。同期や共有への影響を確認し、一時置きのまま増やさない区切りを作る。

篠塚にとって、王がどこへ投げるかを示したことには意味があった。そこへ届いたあとを、受ける者が引き受けている。私は、保存先を決める人間にも、そのくらい置き場所を重く考えてほしい。

アイコンの並べ方を知っているだけで、整理の監督になったつもりでは困る。王が一塁にいる安心を知っている者のほうが、置き場所の意味はわかっている。

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この記事を書いた人

何事も、まず基本から。聞かれていないことにも、答えはある。

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