スタバにはトールやショートなど、ドリンクを注文する際にサイズを選ぶことができます。
そして、スタバにはベンティという大容量のサイズがあります。
大容量サイズのベンティを頼む人はどのような人なのか等、どんな理由で注文しているのか興味ありますよね?
この記事では、スタバでベンティサイズを頼む人の割合や頼む人の理由などをご紹介します。
スタバでベンティを頼む人の割合は?
スタバでベンティを頼む割合について、確固たる調査結果のようなものはないのですが、スタバで働いている方々に話を伺ったところ、ベンティの注文は他のサイズと比べて少ないことが分かりました。
一番多く注文されているのはトールサイズで、次いでショートサイズ、グランテ、ベンティと続きます。
ベンティとはイタリア語で「20」という意味で、容量は590ml。
イタリアでは液体を「オンス」という単位で数えます。20オンスは590mlとなるので「ベンティ」という言葉が使われています。
オーソドックスなペットボトルの容量は500mlであることを考えると、スタバで注文するには相当な大容量であることが分かりますね。
ちなみに、各サイズのそれぞれの容量は以下の通り。
サイズ | 容量 |
ショート(Short) | 240ml |
トール (Tall) | 350ml |
グランデ (Grande) | 470ml |
ベンティ (Venti) | 590ml |
これを見ると、グランデサイズでも相当なボリュームがあります。トールサイズが一番人気になるのも納得です。
スタバで大きいサイズを始めて注文しました。「ゲレンデ」でお願いしますと。
店員さんはすかさず、「グランデ」ですね、と。恥ず〜い。「grande」なんなんグランデって。ゲレンデの方が大きい感じがすると思いました。#マスクがあって良かった話 pic.twitter.com/8KJj7ziRYW— 南川泰規 (@zt_yn) October 26, 2020
実物を見ると大きさが全然違いますね。夏の暑いときに冷たいドリンクならよりおすすめですね。
余談ですが、アメリカには「トレンタ」という、ベンティ以上の大きなサイズも存在します。
容量は916ml、グランテのおよそ2倍。
牛乳パックが950mlであることを考えると、一回で飲み切るのはなかなかハードな容量かなと思います。
本場アメリカではこのサイズを一気に飲み干すのでしょうか…。
コーヒーであれば、カフェインや砂糖の過剰摂取にならないか心配ですね。
スタバでベンティを頼む理由
このように、スタバでベンティを頼む人は確かに少数派です、
しかし、スタバでベンティを頼むのにはベンティならではの理由があるようです。
好きなものを、より多く飲みたいから
単純な理由ですが、まずはこれに尽きると思います。
自分の好きな飲み物、飲みたいと思ったものをたらふく飲める―これほど幸せなことはないでしょう。
あまり飲みすぎてしまうと飽きてしまう可能性もありますが、好きなものをたくさん飲んで気分を上げたい時などにはもってこいですね。
また、一度ですべてを飲み切らずに一旦家に帰って冷蔵庫に保管して後で飲むというの見方もあります。
後で飲むとなると味は落ちてしまいます。
それでも、もう一回注文するのも面倒なので複数回に分けて飲むことを見越してベンティを頼むという人もいるようです。
量が多い方がコスパがいい
一般的に、量が多いものは一つあたりの単価が安くなる傾向があります。
スタバのサイズにおいても、容量(ml)比較でみると、大容量(ベンティ)の方が多少安くなるようです。
例えば、オーソドックスなコーヒーである「ドリップコーヒー」の場合、1mlあたりの単価を比較してみましょう。
サイズ | 価格(税込) | 容量 | 1mlあたりの単価 |
ショート | 350円 | 240ml | 1.45円/ml |
トール | 390円 | 350ml | 1.11円/ml |
グランデ | 435円 | 470ml | 0.92円/ml |
ベンティ | 480円 | 590ml | 0.81円/ml |
他にも、例えば「キャラメルマキアート」の場合は以下のようになります。
サイズ | 価格(税込) | 容量 | 1mlあたりの単価 |
ショート | 455円 | 240ml | 1.90円/ml |
トール | 495円 | 350ml | 1.41円/ml |
グランデ | 540円 | 470ml | 1.15円/ml |
ベンティ | 585円 | 590ml | 0.99円/ml |
このように見ると、確かにサイズが大きくなるにつれて、1mlあたりの単価が安くなっていますね。
正直、個人的には微々たる差のように思いますが、ベンティがお得であるのは確かなので、それを考慮してベンティを注文する人もいるそうです。
ベンティはエスプレッソのショット量が実は一番多い
スタバでエスプレッソを使っているコーヒーは、実はサイズによってショット数が違うのです。
サイズ | 容量 | エスプレッソショット数 | エスプレッソ割合 | 1ショットあたりの液体量 |
ショート | 240ml | 1 (30ml) | 12.5% | 240ml |
トール | 350ml | 1 (30ml) | 8.6% | 350ml |
グランデ | 470ml | 2 (60ml) | 12.8% | 235ml |
ベンティ | 590ml | 3 (90ml) | 15.2% | 197ml |
このように、ベンティサイズはコーヒーに占めるエスプレッソの量が他サイズと比べて最も多くなります。
エスプレッソの量が多いということは、コーヒー感をより強く味わえるということなので、それを味わいたい方にはベンティはおすすめです。
ベンティはバニラシロップの量が一番多い
スタバの飲み物にはシロップを使うものも多数取り揃えておりますが、そのシロップの量もサイズによって異なります。
ここでは、バニラクリームフラペチーノのシロップの量を見てみます。
サイズ | 容量 | バニラシロップの量(ポンプ) | 1ポンプあたりの液体量 |
ショート | 240ml | 1 | 240ml |
トール | 350ml | 2 | 175ml |
グランデ | 470ml | 3 | 157ml |
ベンティ | 590ml | 4 | 148ml |
容量が大きくなるにつれてバニラシロップの量は多くなります。
液体量を見ると、ベンティが148mlと最も少ないので、バニラ風味は全サイズの中でもベンティが最も味わえると言えます。
バニラシロップが使われている飲み物は他にも、抹茶クリーム、キャラメルマキアートなどがあります。
これらの飲み物を注文するときには気にしてみたい点ですね。
ベンティおすすめの飲み方は?
ベンティはどちらかといえば冷たいドリンクで飲むのがおすすめかなと思います。
というのも、ベンティは大容量なので、すべて飲み切るのに時間がかかるということに注意する必要があるからです。
ドリップコーヒーのようにシンプルなものであればあまり気にしなくていいかもしれません。
ただ、カフェモカやフラペチーノなどホイップや氷が溶けたり、ホットであれば時間が経って冷めたりするでしょう。
それを想定して注文するのであれば問題ないでしょう。
まとめ
今回はスタバでベンティを頼む人についてご紹介しました。
スタバでベンティを頼む理由は他にも、「コーヒーをシェアしたいから」「長距離運転するため」「長時間勉強や仕事をするため」もあるでしょう。
確かにスタバでベンティを頼む人の割合は少ないですが、だからと言ってベンティを頼むのを恥ずかしがる必要は全くないと思います。
むしろ満足感や目的をもってベンティを頼めば充実感を味わえることでしょう。
私も次スタバに行ったときはベンティを頼んでみようと思います。