PDFにしおりを追加する方法|無料の候補と保存後の移動先確認

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長いPDFで章や付録を探すのが大変なら、しおり(ブックマーク)を付けると、一覧から目的の場所へ移動できます。WindowsではPDF-XChange Editorの基本機能が無料候補です。元のWord文書があれば、見出しを使ってPDFへ書き出す方法もあります。

先に決めるのは、自分が読み返すための目印か、相手へ渡すPDFに含める案内かです。アプリで目印が見えるだけで完成とせず、保存したファイルを別の対応アプリで開き、名前・章の順序・移動先を確認しましょう。

公式情報の確認日:2026年10月12日。機能や画面名は、OS・アプリの版・利用条件によって変わります。

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しおりと目次ページと閲覧用の目印を分ける

PDFのしおりは、サイドパネルなどに並ぶ名前付きのリンクです。紙面に目次ページを追加する操作とは別で、クリックすると設定されたページや表示位置へ移動します。

作りたいもの 確認すること
配布PDFのしおり PDFに保存され、別の対応アプリで名前と移動先を使えるか
自分用の読書の目印 利用中のアプリで再表示・移動できるか。共有できるとは限らない
本文中の目次ページ 紙面の見出しと参照番号。リンク付きにするかも決める
紙面に印刷する番号 ページ番号の追加。しおりの作成では番号は印刷されない

しおりを作っても、文書の本文や目次ページが自動で書き換わるとは考えないでください。番号を入れたい場合はPDFにページ番号を入れる方法、ページをまとめたい場合はPDFを結合・分割する方法で、先にページ順を整えます。

追加前に章の順序と保存先を決める

  • 原本は残し、作業用コピーと完成PDFの名前を分ける。
  • 章・節・付録など、読者が移動したい場所を選ぶ。
  • 表紙や目次を含むPDFのページ位置と、紙面の番号を分けて控える。
  • 文書を加工する権限と、署名済み資料・提出書式の条件を確認する。
  • 相手が使うアプリで、しおりを表示できるか確認する。

最初から全見出しへ細かく付けるより、章の入口と必要な付録から始めると照合しやすくなります。しおり名は「第2章 操作手順」のように内容が分かる名前にし、同じ「資料」という名前だけを並べないようにします。

しおりのタイトルも、相手に見える情報です。社内だけの案件名や個人名を不用意に入れないでください。情報を削除して共有する場合は、PDFの個人情報を墨消しする方法で、本文以外の情報も確認します。

Windowsで無料のPDF-XChange Editorを候補にする

PDF-XChange公式のしおり機能一覧では、しおりパネルでの表示・作成・編集・更新を無料機能として案内しています。一方、ページの文字や目次からの自動生成はライセンスが必要な機能です。手動の追加と自動生成を同じ無料範囲として扱わないことが大切です。

公式ダウンロード案内はWindows向けです。導入元と配布版の利用条件、会社PCへの導入許可を確認してください。無料で使える機能と有料機能が同じアプリにあり、未ライセンスの有料機能を使うと透かしが付く場合があります。

  1. 作業用PDFを開き、しおりの移動先にしたいページを表示する。
  2. 「表示(View)」のパネルメニューから「ブックマーク(Bookmarks)」を開く。公式ヘルプではCtrl+Bも案内されている。
  3. 「新規ブックマーク(New Bookmark)」を選び、分かりやすい名前を入力する。
  4. そのしおりをクリックし、意図した章へ移動するか確認する。
  5. 位置が違う場合は、正しいページを表示し、対象しおりの「移動先を設定(Set Destination)」で指定し直す。
  6. 別名でPDFを保存し、開き直してしおりと透かしの有無を確認する。

V11の公式しおりパネルの説明も参照してください。画面の言語や版によって表記は異なります。複数ページが画面に見える状態では、どのページが移動先に使われるかが設定に左右されるため、追加した直後にクリックして確かめます。

しおりだけで完了できるなら、本文の直接編集や有料の自動生成を使う必要はありません。必要のない有料機能を試して透かしが付いた場合は、制限を回避するのではなく、原本のコピーで無料対象の操作に絞るか、正規の利用条件を確認します。

元のWord文書があれば見出しからPDFを作る

自分で編集できる元のWordとデスクトップ版Wordがあるなら、PDFへ手作業で追加する前に、見出しからしおり付きで保存できるか確認します。Wordをすでに利用できる場合の方法で、新しい契約が必要な無料サービスという意味ではありません。

  1. 元のWord文書のコピーを開き、章タイトルへ「見出し1」、節へ「見出し2」などの見出しスタイルを適用する。
  2. PDF形式での保存を選び、保存画面の詳細オプションを開く。
  3. 「次を使用してブックマークを作成」の項目で「見出し」を選ぶ。
  4. PDFを保存し、しおりの順番・階層・移動先と本文のレイアウトを確認する。

これはWindowsデスクトップ版の例です。MicrosoftはPDF保存のWord向けオプションで「Create bookmarks using」から「Headings」を選ぶ方法を説明しています。MacやWeb版に同じ画面があるとは判断せず、使う版の保存条件を確認してください。

文字を大きく太くしただけでは、見出しスタイルが設定されたとは限りません。Microsoftの見出しスタイルの説明に沿って文書の構造を確認します。

元のWordがないときに、PDFをWordへ変換してから戻す方法は、レイアウトの変化を確認する手間が増えます。しおりの追加だけならPDFをそのまま扱う方法を先に検討し、本文の再利用が必要な場合はPDFからWordへの変換方法を確認してください。

Acrobatでしおりを追加し移動先を設定する

手元のAcrobatで文書を編集できるなら、しおりパネルから追加できます。Readerで既存のしおりを見ることと、文書に新しいしおりを作成することは区別してください。対象版と文書の編集権限を先に確認します。

  1. 作業用PDFを開き、しおりのサイドパネルを表示する。
  2. 移動先にしたい章のページを表示し、倍率や見せたい位置を調整する。
  3. 見出しの文字を選べる場合は選択し、パネルのメニューから「新規しおり」を選ぶ。
  4. 名前を確認し、作成したしおりをクリックして移動先を見る。
  5. 位置が違う場合は対象しおりを選び、正しい表示位置で「しおりの位置を設定」を使う。
  6. 別名で保存し、閉じて開き直してから、すべてのしおりを確認する。

Adobe公式のしおり作成と位置設定では、作成時の表示が初期の移動先になると説明しています。名前だけ直してもリンク先が正しくなるわけではありません。画面が異なる場合は利用中の版のヘルプを参照してください。

章の下に節を置く場合は、しおりの親子階層を整理します。これはしおり一覧の構成で、ページサムネールの並べ替えとは別の操作です。名前の順序と文書のページ順を、それぞれ確認しましょう。

Macのプレビューで読み返す目印を付ける

自分が後で同じページへ戻りたい場合は、Macのプレビューのブックマークも使えます。Apple公式のブックマーク説明は次の操作を案内しています。

  1. PDFを開き、目印を付けたいページを表示する。
  2. 「ツール」から「ブックマークを追加」を選ぶ。
  3. 「表示」から「ブックマーク」を選んで一覧を開く。
  4. 一覧の項目をクリックし、目的のページに戻れるか確認する。

この操作だけで、別のアプリへ渡すPDFに章名付きのしおりが保存されたとは判断しないでください。配布が目的なら、保存したPDFを受け取り側が使う対応アプリで開いて確認します。共有できるしおりを作る機能が必要なら、その条件を満たす編集方法を選びます。

紙面の番号ではなく章の移動先を照合する

表紙と目次がある資料では、PDFの3ページ目に紙面の「1」が書かれていることがあります。しおりの名前と紙面番号だけを見て登録すると、ずれたページへ飛ぶ原因になります。

次は確認方法を示す架空の構成例で、特定アプリの出力結果ではありません。実際のPDFは、章見出しを開いて移動先を決めます。

しおり名の例 移動先の確認
第1章 概要 PDFの3ページ目。紙面「1」の章見出しを確認
第2章 操作手順 PDFの8ページ目。紙面「6」の章見出しを確認
2.1 初期設定 第2章の子項目。該当する節の位置へ移動するか確認
付録 チェックリスト 付録の先頭。空白ページや直前の章へ飛んでいないか確認

長いしおり名が折り返されるか、階層を開いて子項目を選べるかも見ます。倍率が急に大きくなる場合は、作成時の表示や移動先の倍率設定を確認してください。

後からページを追加・削除・移動した場合、しおりも自動で正しくなるとは決めつけません。完成した版で全項目をクリックし、付録まで確認します。

しおりが作れない 消える 飛び先が違うとき

  • 新規追加がない:閲覧専用アプリか、対象版・権限で作成が許可されているかを確認する。
  • 保存後に消える:元のファイルと出力の名前・保存先を確認し、保存したPDFを開いているか見る。
  • 一覧が出ない:しおりパネルの表示を確認する。未対応のビューアーでは別の対応アプリで試す。
  • 飛び先が違う:名前の変更ではなく、移動先のページ・表示位置を設定し直す。
  • Wordから出ない:見出しスタイルと、PDF保存のしおり作成オプションを確認する。

スキャンPDFでも、ページへ手動でしおりを付けることと、文字を認識して自動生成することは別です。文字を選べない場合は名前を手入力できる機能を確認し、文字の再利用が必要ならスキャンしたPDFを文字に変換する方法(OCR)へ進みます。

印刷からPDFを作り直すと、しおりなどの文書機能を保持できるとは限りません。しおりの作成後は、通常のPDF保存と、別アプリでの再表示を確認してください。保護を無断で解除して機能を使うことは避けます。

有料候補は自動生成など不足する機能だけ比べる

手動で必要な章を作成し、保存後の移動先を確認できれば追加購入は不要です。大量の見出しからの自動生成、階層の一括整理、他の本文編集などが必要な場合だけ、対象OS・機能の含まれる版・試用時の透かし・保存制限を確認します。

PR:買い切り型PDF編集ソフトの選び方|OCR・Excel変換・対応OSを購入前に確認では、必要機能と購入条件を整理しています。PDFを編集できるという表示だけで、しおりの自動生成や共有までできるとは判断せず、購入する版と自分のPDFで確認してください。

PDFのしおりでよくある質問

しおりを付ければ目次ページも作られますか?

サイドパネルのしおりと、紙面に表示する目次は別です。目次ページの作成機能を使う場合は、その対応版と参照先も確認してください。

しおりを付けるためにOCRは必要ですか?

ページへ手動でリンク先を指定する操作とOCRは別です。文字や見出しを認識して自動生成したい場合には、対象機能と認識後の名前・移動先の照合が必要です。

スマホやブラウザでも同じように使えますか?

しおりの表示・作成・保存はアプリによって異なります。自分の端末だけで完了とせず、相手の対応アプリで保存したPDFを開き、一覧と移動先が使えるか確認してください。

PDFのしおりは、章を選び、名前と階層を整理し、保存後にすべての移動先を確認して完成です。自分用の目印と配布文書の案内を分けておくと、追加するだけでなく、相手が使える資料に整えられます。